女性の平均体脂肪率・体重・BMI(年齢別) (2/2)
体脂肪率を減らすのにおすすめされている方法
体脂肪率を減らすのにおすすめされている方法
体脂肪率を減らす=ダイエットで、女性が主に取り組むものは以下がある。
- 筋肉トレーニング
- 有酸素運動
- 食事改善
最も取り組む女性が多いのは、運動と比較して“楽ちん”な食事改善。特にフォーミュラ食は、準備の簡単さから長きにわたり人気。一方で運動領域で女性に人気なのは、やはり苦になりづらい、ヨガやストレッチなど「気持ちよく取り組める」運動。お金がかからずすぐに取り組めるウォーキングも人気。他、楽しみながら効果も実感できるダイエットとして女性に人気のダイエット方法は以下の記事で詳細に掲載。
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日本肥満学会は肥満治療として以下の方法を挙げている。
- 食事療法
- 運動療法
- 行動療法
- 薬物療法
- 外科療法
同学会は、肥満治療の基本療法は食事療法としている。食事・運動・行動療法を行っても有効な減量が得られない、あるいは合併疾患の改善がない症例場合に対して、薬物療法を行うことを推奨。ただし単純に外見を気にする「やせ願望者」は治療対象外としている。
女性の肥満解消方法
カロリー目安
日本肥満学会は、以下をカロリー(摂取エネルギー量)目安としている。
- 【肥満症の場合(25kg/㎡≦BMI<35 kg/㎡)】
25kcal×標準体重(kg)以下 - 【高度肥満症の場合(BMI≧35kgkg/㎡)】
20~25kcal×標準体重(kg)以下
※標準体重=BMI22×(身長【m】二乗)
肥満に関する情報
- 国民健康栄養調査(厚生労働省)
最新は2020年10月公表。肥満、痩せの状況、食事や運動の状況、体格の状況、生活の様子などを確認できる。 - e-ヘルスネット(厚生労働省)
厚生労働省が運営する生活習慣病予防のための健康情報サイト - 肥満症診療ガイドライン2022(日本肥満学会)
肥満に関する問題の究明、研究発表、情報交換、啓発を目的に1980年に肥満研究会として発足。最新のガイドラインは「肥満症診療ガイドライン2022」
スタイル別の体重の求め方、計算方法
見た目・スタイル重視となる美容ダイエットを目的にしている場合、上記で示した各種数字は女性たちの理想からかけ離れた数字となる。その場合、参考になるのが以下の考え方。
- スタイル別体重の求め方=身長(m)×身長(m)×目標スタイル(※)
(※)標準スタイル=22、グラビアスタイル=20、ミスユニバーススタイル=19、パリコレスタイル=17
ただし、健康目的ダイエットの場合は当記事で示してきた各種数字を参考にダイエットに取り組むのが疾病予防・健康維持という観点で考えると望ましい。多くの日本人女性は、肥満よりも痩せすぎ体型を考慮した「健康的なダイエット」「美容と健康のバランスがとれたダイエット」を意識すべきかもしれない。
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