競合が少ない「生活時間帯」を狙って商品開発をしよう!機能性表示食品の事例

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商品開発では、女性の生活行動時間のうち「どの時間帯を狙った商品か?」という「時間帯視点」を明確にしておくことが必要だが、マーケティング戦略では見落とされやすい概念の一つだ。例えば多くの企業が狙う生活時間帯の代表例は「家事時間帯」。家事時間帯を狙った商品としては「自動掃除機」「時短レシピ」「忙しいママの時間を節約する速乾ドライヤー」「忙しいママの買い物時間を節約する食材宅配サービス」などがすでに展開されているが、この「家事時間帯」を狙った商品をこれから開発・販売しようとすると、レッドオーシャンに飛び込むことになってしまう。

それを考えると、商品開発では競合他社が参入していない「生活時間帯」を狙うのが賢明だ。上記であげたように多くの企業が狙っている時間帯向けの商品を後発で投入してしまうと熾烈な競争にさらされることになるが、多くの競合他社がまだ参入していない生活時間帯への商品投入であれば、その時間帯を独占できる。つまり、競合が少ない時間帯への参入は、ターゲット女性に自社商品をリーチさせやすくなるというわけだ。

その分かりやすい例が、キング醸造(兵庫・加古郡)が3月1日より発売開始した「おふろTimeカクテルテイスト(希望小売価格¥230消費税抜)」。お風呂から寝るまでのプライベートな時間帯に、リラックスしながらカラダを整える機能性表示食品ゼリー飲料だ。

【出典】キング醸造

パウチのためお風呂の中でも手軽に楽しむことができ、半身浴のお供に活躍してくれる。近年、多くの企業が機能性表示食品を投入しているが、「女性の半身浴タイム」という生活時間帯をピンポイントで狙っているのは新しい。商品開発では、まだ競合が少ない生活時間帯を狙ってみてはどうだろう。

 

 

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