ダイエットアプリ5選|人気アプリの特徴と市場動向(4/4)

人気のダイエットアプリ

女性の人気を集めているダイエットアプリの事例を、機能の特徴別に見てみよう。

【特徴1】パーソナライズ 

先進性とパーソナライズ性で人気を集めているのは、グーグルプレイが発表するベストアプリ2018の「自己改善部門」で大賞に選ばれた「Finc〜AIとダイエット あなた専属トレーナー〜」。体重・歩数・睡眠・生理を記録管理しながらAIトレーナーが個々の状態や目的に合わせてダイエットをサポートする。自分に合ったダイエットプログラムや情報が届けられるので実用的。

FiNCの月間アクティブユーザー(MAU)は2018年の1年間で4倍以上増加した。1年前は20代女性がメインユーザーだったが、現在は20代から50代まで幅広い層が使い、男性の利用も20~30代を中心に少しずつ増えている。(引用:日経MJ 2019年2月20日)

AIトレーナーがチャット形式で使い方を説明するので、アプリ初心者のユーザーが利用開始の時点でつまずくことがない。

人気のダイエットアプリ(1)

【特徴2】ゆるく実践

メリハリボディーがトレンドの今、女性の間に筋トレブームが到来しているが、ガッツリ長時間のエクササイズアプリは敬遠されがち。支持されるのは「ゆるく短時間」で体を改善できるアプリ。その代表が「3分フィットネス-簡単エクササイズ-」。

鍛えたい部位を選択すると、アニメーションと音声で体の動かし方が解説され3分間のエクササイズが始まる。実際に「簡単で続く」「簡単なメニューが多いので嬉しい」「ちょっとした時間で続けられる」「1セットが短いので初心者でも無理なく続けられる」と、簡単・短時間という点に評価が集まっている。他、体に大きな負担がかからずゆるく実践できるヨガのアプリも女性が取り組みやすく人気。

人気のダイエットアプリ(2)

  • ■3分フィットネス【無料でエクササイズ】

【特徴3】記録が簡単・管理が楽々

記録方法が複雑だと、食事改善や運動の習慣化の前に、日々の記録で挫折しがち。記録方法が簡単で楽に自己管理できるアプリは人気になりやすい。その一つが、食事の写真を撮るだけでメニューを自動判別し食事内容やカロリーを簡単に記録できる「あすけんダイエット 体重記録とカロリー管理アプリ」。特にダイエッターが気にするカロリーや糖質量だけではなく、塩分、ビタミン類、食物繊維などの摂取量もグラフで表示されるので、一目で各栄養素の過不足をチェックできる。

【特徴4】部位別トレーニング

筋トレブームの今、特に女性たちが鍛えたい部位がヒップ、お腹、脚。このニーズを受け、部位に特化したアプリが登場している。訴求部位が特化している分、コンテンツの専門性が高く、ユーザーを獲得しやすい。

女性のニーズと健康の理解が必要

最近のダイエットアプリの特徴的な動向は先進性やパーソナライズだが、ここを強化するダイエットアプリはこれから競争が激化すると考えられる。これからは、いかに女性ユーザー個々の包括的なヘルスケアニーズや好み、利便性のポイントを捉えてターゲティングをするか? が差別化のポイントとなっていくだろう。ダイエットアプリはパーソナライズ機能が充実してきてはいるものの、女性ニーズや女性の健康に関する理解が進んでおらず、個々の心身の状態を踏まえたone to oneマーケティングが達成できていない市場だ。

 

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