高齢期の一人暮らし 期待するサービスとは?

(最終更新:2018年8月22日)
高齢化、晩婚化・未婚化の影響で単独世帯数の増加傾向が見られる中、特に指摘されているのがシニアの一人暮らし。全世帯数のうち65歳以上の単独世帯数が占める割合は平成12年は6.5%、平成27年は11.1%と増加しており(総務省「国勢調査」より)、今後も増えていくと予想される。40歳以上の男女3,000人を対象にした「高齢社会に関する意識調査(厚生労働省 平成28年)」から、老後の一人暮らしに今後求められるサービスについて考えてみよう。

老後の一人暮らしに不安を感じる人8割

高齢期の一人暮らしへの不安度合いについて尋ねたところ、「大いに不安(39.9%)」「やや不安(41.8%)」と感じている人を合わせると8割以上で、多くの人が不安を感じていることがわかった。

一人暮らしが不安な理由は「病気」「介護」「買い物」

「大いに不安」「やや不安」と回答した人に具体的にどの様なことが不安か尋ねたところ、病気や介護、外出などを理由にする人が多かった。

  1. 病気になったときのこと(79.7%)
  2. 寝たきりや身体が不自由になり、介護が必要に なったときのこと(79.1%)
  3. 買い物などの日常生活のこと(43.5%)
  4. 日常会話をする相手がいないこと(15.8%)
  5. 災害のとき(11.1%)
  6. 悩みや心配事を相談する相手がいないこと(8.4%)
  7. 地域との付き合い(3.1%)
  8. その他(0.5%)

一人暮らしで受けたいサービス

「高齢期に一人暮らしをする場合に受けたいサービス」に関する質問の回答からは、生活支援関連や緊急時の手助けに関連するものを求めている人が多いことがわかった。

  1. 通院、買い物等の外出の手伝い(51.1%)
  2. 急病などの緊急時の手助け(37.8%)
  3. 洗濯や食事の準備などの日常的な家事支援(37.5%)
  4. 配食サービスの支援(27.9%)
  5. 見守り・安否確認(22.1%)
  6. ごみ出しや電球の交換などのちょっとした力仕事(19.2%)
  7. 健康管理の支援(15.6%)
  8. 気軽に行ける自由な居場所づくり(11.8%)
  9. 特にない(8.1%)
  10. 日常会話の相手(6.8%)
  11. 悩み事の相談(4.0%)
  12. その他(0.1%)

 

なお、日常生活で困ったときに頼りたい相手については「子ども・孫(51.0%)」の次に多かったのが「民間のサービス(24.1%)」「地域のボランティア等のサービス(18.2%)」という結果が出ており、民間や地域のサービスへのニーズが高いことがわかる。

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