妊活白書2025、女性の「子は欲しくない」が初めて男性を上回る 「25歳の壁」も明らかに
子どもを望まない女性の割合が、男性を初めて上回った。ロート製薬が今年で8回目となる妊活調査で明らかにした。調査では、仕事やキャリアが子どもを望むかどうかの選択や妊活への意識・行動に影響していることが示されたほか、妊活に関する知識や情報不足による行動の遅れも確認された。キャリアプランを踏まえた妊活のヘルスリテラシーを早期から持つ重要性が浮き彫りとなった(『妊活白書2025』,18歳~49歳の男女30568サンプル,2025年12月)。
子を持つ意向
女性の「子は欲しくない」、男性を初めて上回る
18〜29歳の子どものいない未婚男女に「将来、子どもが欲しいか」を尋ねた質問では、「欲しくない」が62.6%で「欲しい(37.4%)」を大きく上回った、「現在、そして将来も子どもを欲しいと思わない」と回答した女性は64.7%で、2018年の調査以降、初めて女性の割合が男性(60.7%)を上回った。
意向は25歳で逆転、「25歳の壁」
18〜39才の未婚男女では「子どもが欲しい」のピークは20才前後で、「将来、子どもが欲しい」が「欲しくない」を上回っているのは24才までと、25才を境に意向が逆転する “25才の壁” が明らかになった。また、年齢を重ねるごとに「子どもが欲しい」が減少する傾向も確認された。
女性の「30歳までに子を持ちたい」は5割から2.5割へ
子どもを望む18〜29歳の未婚男女の第一子希望年齢については、「30才になるまで」が2018年は約4割だったのが、25年は2.5割にまで減少。30代以降に希望する層が伸張しており、第一子希望年齢は後ろ倒しとなっていることが分かった。女性においては、18年の5割から25年は2.5割にまで減少した。
子どもを持つ意向が低下傾向にあることや、第一子希望年齢が上昇している背景には、経済的な負担やキャリアへの支障がある。18〜29歳の未婚男女のうち半数以上が、子どもを産み育てることによる不安を感じていることが分かった。特に女性でその傾向が強く、経済的な負担を不安視する女性は71.7%(男性は63.2%)、キャリアへの支障を不安視する女性は61.4%(男性は51.2%)と、どちらも男性より10ポイント前後高かった。
子を望む男女の妊活実態
子どもを望む18〜39歳の未婚男女には、妊活における情報収集について尋ねた。妊活のための情報収集の状況については、「まだ始めていない」が53.4%と半数に上った。また、妊活に関わる知識が不十分である実態も浮かび上がり、AMH検査を知っている人は34.7%、自治体によっては費用や情報のサポートを受けられることを知っている人は30.4%と、3割程度にとどまった。
妊活経験があり30代前半で出産した女性については、40%以上が「希望していた時期より妊活開始の時期が遅くなった」と回答しており、その背景には、妊活に関する情報不足や不安があったことに加え、仕事の都合やキャリアアップを優先した様子がうかがえる。
妊活経験者については、67.6%の女性と58.3%の男性が「妊活開始前に想像したよりも、妊娠は成功しづらい」と回答。妊活経験者の約60%が「もっと早く知識を知りたかった」と回答しており、妊活に関するヘルスリテラシーを早期から持つ重要性が浮き彫りとなった。
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