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働く女性の睡眠課題、対策は3割未満に 健康行動と商品選択を左右する要素とは?

睡眠市場が拡大する中、疲労回復を訴求したリカバリーウェアのヒットを始め、健康食品やスリープテックなど、各社からさまざまな睡眠ケア商品が登場している。一方で、睡眠課題を抱える人のうち、実際に対策に踏み出しているのは限定的だ。ウェルネスブランドのmariness(マリネス)が、働く女性を対象に実施した調査で明らかにした。仕事と家庭を効率よく両立したい女性たちにとって睡眠ケアの優先度は高いはずだが、やはりそう簡単に健康行動は起きないようだ。健康行動・健康消費のカギは、睡眠課題を感じやすい季節のプロモーション強化や、手軽さの訴求?

春に睡眠の質低下、4割が「眠りが浅くなる」

調査は今年3月に、30〜40代の働く女性1000人に実施。そのうち「春は疲れが取れにくい」と回答した740人に、春の睡眠の質変化や疲労などに関する質問をしたところ、最も回答者が多かったのは「春に眠りが浅くなる」で42.7%だった。次いで「日中の強い眠気やだるさを感じる(39.1%)」、「寝つきが悪くなる(36.6%)」「中途覚醒が増える(31.8%)」が続き、春の睡眠課題が明らかになった。

 

女性の睡眠対策ランキング

働く女性の多くが睡眠に課題を抱えているものの、実際に対策を講じているのは少数にとどまることもわかった。調査対象1000人のうち、何かしらの対策をしている女性は27.3%で3割を切った。具体的な対策を聞いたところ、トップ2は「湯船につかる(49.8%)」「ストレッチや軽い運動(38.5%)」だった。日常生活の延長で取り入れやすい行動が上位を占め、特別な道具や多くの時間を必要としないアプローチが好まれている意識がうかがえる。睡眠アイテムの活用は2〜3割ほどで、「寝具の改善(32.2%)」「パジャマの工夫(25.3%)」「アロマなどの利用(17.2%)」「健康食品の摂取(16.1 %)」。

「環境の変化を控える働く女性の“春の疲れ”と睡眠の質」に関する調査

【出典】P2C Studio

 

睡眠対策商品、選択基準は?

手軽なケアが主流の対策となる中、女性たちは睡眠をサポートするアイテムをどのような基準で選んでいるのか?睡眠対策商品を選ぶ時に重視することを聞いたところ、「手軽さ・使いやすさ(52.4 %)」「価格(41.8%)」「安全性・成分(39.6%)」が上位に並んだ。前問の結果でも示唆されたように、生活に手軽に組み込めるものが好まれやすいようだ。また、「価格」が上位に挙がる一方で「安全性・成分」も求めており、コストパフォーマンスと信頼性のバランスをシビアに見極めている様子。

「環境の変化を控える働く女性の“春の疲れ”と睡眠の質」に関する調査

【出典】P2C Studio

 

日常的な対策では手軽さやコストを重視する一方で、特別なケアを取り入れる場合は、意識は変化するのか?「頑張っている自分へのご褒美として、普段より予算を増やしてでも取り入れたいもの」を聞いた質問では、トップ3は「オーダーメイド枕」「リカバリーパジャマ」「高級な入浴剤やバスソルト」だった。着用するだけ、寝るだけでケアが完了するアイテムへの関心が高く、日常の手軽さを求める意識は変わらないようだ。また、「高級な入浴剤やバスソルト」も上位に挙がり、リラックス効果や非日常感を求めている姿も垣間見える。実際に購入するかどうかは別として、睡眠の質向上への投資意欲そのものは確実にある、と言えそうだ。

 

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