【全国労働衛生週間】労働者人口3人に1人が仕事をしながら治療という現状
10月1日(日)〜7(日)まで実施される平成29年度の「全国労働衛生週間」のスローガンが、「働き方改革で見直そう みんなが輝く 健康職場」に決定したことを厚生労働省が発表した。
治療しながら仕事をしている人は3人に1人
現在国内には病気を治療しながら仕事をしている人が労働人口の3人に1人と多数を占めており、病気を理由に仕事を辞めざるを得ない人たちがいる。このような現状を踏まえ今年は、職場の理解と本人の「治療と仕事の両立」に向けた意識啓発を目指し、「治療と仕事の両立支援対策の推進」が重点事項として挙げられた。その他今年の重点事項は以下。
- 治療と仕事の両立支援対策の推進
- 化学物質による健康障害防止対策の推進
- メンタルヘルス対策の推進
- 過重労働による健康障害防止対策の推進
- その他(腰痛予防、受動喫煙防止、熱中症予防、石綿ばく露防止)
働きやすい職場は「心と体の健康を損なわない職場」
国民一人一人の健康意識が高まっていることや健康経営の周知により、働く人たちの健康意識は少しずつではあるが、確実に高まっている。
更に働く女性が増えたことで、女性が考える「働きやすい職場」の条件の一つに「心の健康・体の健康を損なわない職場であること」がやがて重視されていくと考えられる。今後は、女性のライフステージや健康を配慮した企業に優秀な人材が流れていくようになるだろう。企業規模問わず、健康経営への積極的な取り組みが今求められている。⇒平成29年度 全国労働衛生週間実施要綱(厚生労働省)
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