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高齢者の若返りに男女差、より若返っているのは?

高年齢の人たちを見て「昔の高齢者と比べて、外見も気持ちも若くなった」と感じる人は多いだろう。実際にそれを示すデータがある。令和2年厚生労働白書によると、男女ともに65歳以上の全年齢階級において、身体機能がこの20年間で飛躍的に向上していることがわかっている。人生100年・120年時代の到来を実感させるデータだ。

新体力テスト、点数アップ

まずは、体力・運動能力調査の結果から。以下図は、1998年〜2018年までの新体力テストの合計点の推移(男女別・年齢階級別)。「65〜69歳」「70〜74歳」「75〜79歳」の全年齢階級で男女ともに点数が向上している。

男女差を比較すると、女性の方が大きく点数を伸ばしていることがわかる。以下表は、男女それぞれの1998年と2018年の点差。男性よりも女性の若返りが顕著だ。

【新体力テスト20年間の点数の伸び】
女性男性
65〜69歳+5.57点+4.00点
70〜74歳+5.83点+4.75点
75〜79歳+6.22点+5.12点

通常歩行、速度アップ

歩行速度についても同様に向上が見られ、若返りが見られる。以下図は1997年と2006年の歩行速度を比較したもの。約10年間で、「65〜69歳」「70〜74歳」「75〜79歳」の全年齢階級で歩行速度が上がっている。女性は0.12〜0.14m/秒、男性は0.1〜0.14m/秒ほど早く歩くようになったことがわかる。

こちも同様に男女差を見ると、女性の方が男性よりも全体的に向上幅が大きい。

【歩行速度10年間の伸び】
女性男性
65〜69歳+0.14m/秒+0.14m/秒
70〜74歳+0.12m/秒+0.10m/秒
75〜79歳+0.14m/秒+0.12m/秒

2040年、90・100歳までの女性の生存割合

高年齢の人々の身体機能は確かに若返っており、そのことは近年の平均寿命の延伸を見ても明らか。女性の平均寿命は1995年は67.75歳だったが、2019年は87.45歳に、そして2040年には89.63歳にまで伸びる。

平均寿命が伸びるということは、90歳・100歳まで長生きする人の割合も高まるわけだが、一体、2040年はどれくらいの割合の人が長生きをするのか?以下図は、各年時点で65歳の人が90・100歳まで生きる割合を示している。2040年であれば、65歳になる女性のうち68%が90歳まで生存し、20%が100歳まで生存するということになる。

さらには、海外の研究では「2007年に生まれた日本の子どもの半数は107歳より長く生きる」との推計も出ているから驚きだ。もはや長生きは当たり前の時代が始まる。高齢期のQOLを豊かにする商品・サービスの充実化が求められる。

 

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