ストレスフリーが現代女性の生き方トレンド (2/3)

女性の声 何からストレスフリーになりたい?

現代女性が抱えるストレスの原因はどこにあり、彼女たちは何から自由になりたいのか?

女性たちが実践 ストレスフリーになる方法

ストレスマネジメント支援サイト「オフラボ」では、ストレスに関する調査を定期的に実施。ココロの体力測定2017と題した調査では、低ストレス女性と高ストレス女性それぞれのリラックス方法がランキング形式で発表された。低ストレス女性は人との触れ合いを重視し、スマホやパソコンから離れたデジタルデトックスが特徴的。一方、高ストレス女性は一人の時間を充実させ、デジタル機器による気分転換が多かった。

Twitterの「#ストレスフリー」投稿

Twitter投稿「#ストレスフリー」を見てみると、ストレスの原因は日々の仕事や人間関係によるものが多い。ほかにも仕事・家事・育児を一人で引き受けるワンオペ育児にストレスを感じているという投稿も。ストレス対策としては美味しいものを食べる、甘いものや辛いものを思う存分食べるなど暴飲暴食に走る傾向が見られた。こういった“食事療法”に比べると少数だが、なかには近場への旅行や「笑いヨガ体験」への参加といった積極的なアクションを起こして、ストレス発散を行う女性もいた。

ストレスフリー マーケティングへの活かし方事例

ストレスフリーは、ダイエットや食生活、化粧品業界にも波及。ストレスフリーのニーズを受けて女性をターゲットとしたマーケティング市場も活発に動き始めている。

ダイエット

ストレスフリーの高まりをうけてダイエット市場には新たな言葉「ギルトフリー」が誕生した。ダイエット中の「食べることへの罪悪感(=食べてはいけないとわかっていても食べてしまうことへのストレス)」を払拭する意味で、ギルトフリーをうたうヘルシー系食品やお菓子が登場。

事例1.オイシックス

ナチュラル&オーガニックのネットスーパー「オイシックス」ではグルテンフリーのパスタや糖質を抑えた米、砂糖不使用のアイスを販売。糖質やカロリーをカットしながらも、食物繊維やカルシウムなどの栄養素を取り込めるのが特徴。卵を使わないマヨネーズやカロリーゼロのサイダーなど、調味料から飲料まで主食以外の商品も取りそろえている。

事例2.スナックミー

スナックミー(東京・中央)は日本初となる「ギルトフリースナックの定期購入サービス」をスタートさせた。添加物、白砂糖、ショートニング不使用の100種以上あるお菓子から好みに合わせて8種ずつがセレクトされ、定期便で自宅に送られてくる。

化粧品

化粧品における「ストレスフリー」は無香料や防腐剤カットで肌へのストレスを最小限に抑えることを意味している。無添加化粧品とも呼ばれ、そのニーズは近年ますます高まっている。

事例1.ファンケル

創業以来「無添加」にこだわるファンケルは、安心と安全の提供だけでなく肌への効果を実証し、素肌美を追求する研究「無添加アンチストレスサイエンス」を続けている。ストレスフリーの原料開発にも取り組んでいる。

事例2.レブロン

レブロンは現代人が浴びるブルーライトのストレスに注目し、そのストレスから肌を守るファンデーション「フォトレディ キャンディッド ファンデーション」を開発。商品発表会では「ストレスフリー」をコンセプトとした、遊び心溢れる巨大ボールプールが出現。音楽が流れるなか海と空が投影された“ストレスフリー”な空間を演出し、ストレスフリー商品の特徴をアピールした。

運動

バランスボール

エクササイズにもストレス解消にも使えるバランスボール。自宅でいつでも取り組むことができ、エクササイズ方法次第で難易度を変えることができる。座っているだけでも体幹が鍛えられ、またヒップつぶれを予防できることから、オフィスでバランスボールを椅子がわりにする女性たちも。最近では身長や使い方に合わせて、サイズも種類豊富に展開されている。

介護

エイジフリーの老人ホーム

パナソニックは、介護事業におけるコンセプト「エイジフリー」で、「ストレスフリー」「バリアフリー」「ケアフリー」の3つのフリーを掲げている。「エイジフリー」のコンセプトのもと、介護サービス、介護用品、介護ショップ事業のすべてで利用者の負担軽減を目指している。

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