健康行動継続2つのコツ 女性に人気のダイエットアプリの事例

健康行動の継続率を上げることは商品・サービスのリピート購入・継続利用を促すことにつながるため、ヘルスケアマーケティングにおいては非常に重要な項目だ。しかし実際は、個々の健康行動、つまり行動変容を促し継続させるのはハードルが高い。

「コミュニケーション」と「手軽さ」により、女性の人気を集めているダイエットアプリ「Lily」は、健康行動の継続率を上げる点で参考になりそうだ。

動画で簡単・短時間でエクササイズできる

ダイエットアプリ「Lily」は、部位別・悩み別の様々なエクササイズ動画で構成されている。いずれも2~5分と短時間で、動画ならではの分かりやすさと、補足として簡単なエクササイズ手順がテキストで記載されているのが特徴だ。アプリが分かりやすいつくりになっているのでそちらをご覧頂きたいのだが、今回はInstagram上に掲載されている動画でご確認頂きたい(再生時に音楽あり)。

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Lilyさん(@lily_dietgram)がシェアした投稿 –

これまで広く親しまれてきたDVDエクササイズは「時間が長い(コンテンツによるが20~40分)」という欠点があり、雑誌や書籍は「雑誌(書籍)を開きながらエクササイズをする。あるいは次のエクササイズに入る前に手順を記憶しなければならない」という面倒があり、「エクササイズしよう」と思っても継続するには心理的ハードルが高かった。

しかしダイエットアプリLilyは、誰もが簡単にアクセスできるアプリやInstagram、YouTubeを使い、更に短時間の動画構成にすることで、心理的ハードルを払拭している。

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コメント数が多い

また、Instagramに投稿した際のいいねの数とコメントの数も同アプリの特徴の一つだ。

同アプリを運営するWalnut(東京・渋谷区)によると、「広告を一切打たずに半年で45,000フォローまで成長を遂げたが、特徴はコメント率の高さ」だとし、「(Lilyは)視聴者のアクションを喚起する動画」だという。同社が行った、9月24日の投稿から直近の25投稿のInstagramの各社のコメント数集計では、次のような結果になっており、同アプリの人気の高さがうかがえる。

画像:株式会社Walnut

継続のポイントはコミュニケーションと手軽さ

コメント内容は「実際にやってみた」「どうやったらいいのか」といった具体的な感想や質問が多く、動画を見てアクションを起こしていることが分かる。「アクションを起こさせる」動画を次々に公開する同社によると、継続のポイントになるのは「コミュニケーション」と「手軽さ」だという。アプリ内ではユーザーがテーマを掲げ(例:産後体型崩れに悩むママ集まれ!)、一緒に頑張ってくれるメンバーを集めてグループをつくることができる。また、Instagramで投稿されたユーザーのコメントに対し同社は丁寧に回答しており、コミュニケーションに重きを置いたサービスであることが分かる。

女性特有の「協調性や他者とのコミュニケーションを大事にする」「(男性と比較して1日のタスクが多いため)時間を奪わない商品・サービスが好き」という女性の特徴をおさえており、同アプリは多くのヘルスケア企業・医療の現場で課題となっている「健康行動の継続率」という点で参考になる。

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