購買行動を最も促さないのはどのSNS?「友人」「有名人」「企業の公式アカウント」
- 「友人」がSNSで発信する情報
- 「芸能人・有名人」がSNSで発信する情報
- 「企業の公式アカウント」がSNSで発信する情報
SNSが広く利用される近年、上記のいずれもが個々の購買行動に影響を与えているが、その中でも特に購買に結びつくのはどのSNSから発信される情報なのだろうか?反対に購買に結びつきにくいのは?平成29年版 消費者白書が「SNSで見た情報がきっかけで商品の購入又はサービスの利用をした経験」についてまとめているので見てみよう。
女性消費者に最も影響力があるのは?
「SNSで見た情報がきっかけで商品の購入又はサービスの利用をした経験」の有無について聞いたところ、「ある」と回答した割合は高い順に次のようになった(対象:15〜70歳以上の女性)。割合は僅差ではあるが、この傾向はマーケティング活動において参考になるので考察してみよう。
- 友達がアップやシェアをした情報(14.4%)
- お店やメーカーの公式アカウントがアップやシェアをした情報(13.7%)
- 芸能人や有名人がアップやシェアをした情報(9.4%)
友達は信頼が置けるからだろう、友達が発信した情報が購買行動に最も影響を与えている。反対に、購買に結びつきにくいと言えるのは芸能人・有名人が発信する情報。企業が直接発信する情報は、芸能人・有名人より信頼性があるようだ。近年は芸能人・有名人の影響力が以前ほど大きくはなくなっている。プロモーションに力を入れるなら、高い費用を投入して芸能人・有名人を起用することよりも、企業が自ら情報を発信することを優先して考える方が良さそうだ。
年齢階級別に見るSNSの影響力
次に、「SNSで見た情報がきっかけで商品の購入又はサービスの利用をした経験」の有無を年齢階級別に見てみよう。若年層ほど、SNSの情報が購買行動に影響を与えていることがわかる。
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