女性管理職の割合が低い日本 「昇進に対する女性たちの意識」は?

現在日本は女性の活躍を推進すべく様々な取り組みを行っている。しかし、以前よりは役職付きの女性が増えているとは言っても、世界的に見るとまだまだ日本はその比率が少ないのが現状だ。国際比較を見ても、管理職に占める女性の割合は依然低く、アメリカの43.1%に対し日本は11.1%となっている。

女性管理職が少ない理由とは?

では、なぜ日本企業は女性管理職が少ないのか。注目したいのは「女性自身が希望していない」ことだ。まずは、企業側から見た「女性管理職が少ない理由」から。

女性が昇進を希望しない理由

一方で、女性自身が昇進を希望していない理由は何か?

  • 第1位:仕事と家庭の両立が困難になる
  • 第2位:周りに同性の管理職がいない
  • 第3位:自分の雇用管理区分では昇進可能性がない

仕事と家庭の両立が出来なくなることが昇進を望まない圧倒的な理由である一方で、周囲に同性の管理職がいないことも大きな理由になっている。同性の管理職がいれば、ロールモデルとして自身も管理職を目指すモチベーションにもなるし昇進後のイメージもできる。管理職の大多数が男性、という中に女性が少数派で飛び込んで行くことに抵抗を感じていることも考えられる。

女性の昇進希望1

育児や家事が女性負担になりやすい社会・文化が変わることが必要

この状況を、「日本は昇進を希望する女性が少ない」と捉えるのは短絡的だ。育児や家事が女性ばかりに負担がかからない社会・企業の仕組みや文化が根付けば、昇進を積極的に希望したい女性が大きく増える可能性は十分にある。出産を機に離職した女性が自分探しをしたり、社会とのつながりを求めて復職する女性は非常に多いことからもわかる通り、働く意欲そのものはあるのだから。

 

 

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