ベジミート ”ヘルシー” を売りに各社本格展開
健康、環境配慮、動物保護、ベジタリアン増加などの観点から世界的に需要が増しているベジミート(植物肉)。牛肉、豚肉、鶏肉に続く第4の肉として、各社本格展開を始めている。
植物肉を取り扱う企業例
伊藤忠食品
伊藤忠食品は今年1月にベジミートの試食会を開催。以下動画は、同社へのインタビュー含め、植物肉の市場概要が端的にまとめられている。ベジミートの特徴、事例、市場規模などの理解に。
日本ハム
日本ハムは3月より、植物由来の原料を使用した新シリーズ「ナチュミート」を発売。「お肉のメーカーが、お肉を使用しない商品を開発」とのことでパッケージには「お肉を使用しないハムタイプ」と記載がされている。
アリサン
世界から集めた、オーガニック・ベジタリアン・サスティナブルな食材の輸入・卸・販売を行うアリサン(埼玉・日高)は、3月より植物肉ブランド「ナチューリ(※)」の輸入・発売を開始。(※)ナチューリは1988年にスタートした植物をベースにした食ブランド。デンマーク、イギリス、ドイツなどヨーロッパ以外にもオーストラリア、ニュージランドのオセアニアを含め11カ国で展開中。
国内トレンドはこれから ベジミート元年なるか
ヴィーガンやベジタリアンの人口は日本よりも欧米に多いことから、現在、ベジミートは欧米を中心に活性化。日本ではまだ大きなトレンドにはなっていない。しかし、ヘルシーかつ環境負荷の低減につながるベジミートは、近年増加している健康志向の人やSDGsを消費軸とする人に高く評価され、日本国内でも急速に関心が高まる気配。今年は「ベジミート元年」になるのではと業界関係者からの期待が集まる。
女性の健康食品の選択基準は?
小林製薬の紅麹サプリを巡る問題で、健康食品への不信感や動揺が消費者の間で広がっています。特に男性よりも健康意識・健康行動者率が高い女性による “健康食品の摂取控え” が懸念されることから、健康食品を普段摂取している20〜70代女性を対象に、健康食品に対するイメージの変化や、今後の摂取意向、今後の健康食品の選択基準を調査しました。女性たちのリアルな声からは、今後の健康食品の開発・販促・コミュニケーション設計のヒントを見つけることができます。詳細は「紅麹サプリ問題で、健康食品の選択基準に変化 女性消費者分析でわかった88キーワード」へ。
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