タバコ吸ってると低学歴に見られる?学歴と喫煙率の関係(2/2)

学歴格差は健康リテラシーの格差、「興味そそられる」情報発信が必要

一昨年12月に厚生労働省が発表した「平成26年 国民健康・栄養調査の結果」では「所得が低いほど喫煙している者の割合が高い」ことが指摘されたが、喫煙率の高さは所得格差のみならず、学歴格差も関係していると言える。特に学歴格差に関しては健康リテラシーの格差を生み出している可能性があり、それが高い喫煙率につながっている一つの要因と言えそうだ。

禁煙の成功は本人の危機意識や周囲の協力も重要な要素となるが、喫煙者本人の正確な情報収集力や「喫煙による健康影響」を正しく理解できる力、そして自分の健康への興味関心を持っていることが大前提となる。いわゆる「健康リテラシーの向上」だ。この健康リテラシーの格差を埋めるためには、「真面目で正しい情報」よりも「興味深く受け取れる情報(面白い、ネタになる、インパクトがある、怖い、など)」との接触機会を増やす工夫、ではないだろうか。

 

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