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女性市場トレンドと消費傾向

フェムテックとは?市場規模・企業商品事例・動向(1/3)

女性特有の問題をテクノロジー技術によって解決するのが、「フェムテック」。今、世界的に注目されている領域だ。海外が先行し出遅れている感はあるが、今後国内でも確実に浸透していくだろう。国内外の事例と合わせ、すでに見えてきた現フェムテックの課題を見ていこう。

フェムテックとは?

フェムテックの意味

フェムテック(Femtech)は、「Female(女性)」と「Technology(技術)」を掛け合わせた造語で、テクノロジーの活用により性や健康に関する女性特有の問題の解決を目指す分野を指している。“フェムテック”という言葉の生みの親は、ドイツのスタートアップ「Clue」のCEOであるアイダ・ティン氏。彼女が新しいビジネスカテゴリーを示すものとして“フェムテック”を使い始めたことで広まり、急速に知られていったとされる。その他にも、フェムテックのスタートアップには、女性の健康課題に着目したさまざまなジャンルが登場している。

  • フェムテックのスタートアップのジャンル
    ・生理用品
    ・月経周期の予測
    ・家庭用排卵日検査器
    ・不妊対策
    ・妊産婦のサポートケア
    (例:妊娠合併症の危険度の診断サービスや先端技術を利用したスマート搾乳機など)
    ・セクシャルヘルス
    (例:性交痛をやわらげる潤滑オイルや女性用セックストイなど)
    ・骨盤ヘルスケア
    (例:骨盤のトレーニングを行うアプリや尿漏れ解消をサポートするウェアラブルデバイス付きのショーツなど)
    ・総合的な女性の臨床ヘルスケア
    (例:オンデマンドの遠隔治療サービス)

フェムテックの市場規模

アメリカの大手調査会社「Frost & Sullivan」が2018年に発表した資料によれば、フェムテック市場は2025年までに500億ドル規模まで成長する可能性があるとのこと。実際に国内外ではフェムテック市場への投資が活発化しており、“フェムテックは有望な市場の一つ”と期待を寄せる投資機関・投資家は増えている。

フェムテック市場が世界的に盛り上がっているワケ

女性の性や身体に関する問題はタブー視されたり着目されてこなかった背景から、これまでこの問題に関して積極的に解決しようとする動きは見られなかった。ではなぜ今、急速に世界がフェムテックに注目するようになったのか?以下の理由が挙げられる。

  • テクノロジーの急速な進化と、xテックの世界的ブーム
  • 先進国を中心に性差医療・性差ヘルスケアが急速に発展し(国内では2000年以降)、女性の健康問題を性差による体の違いから捉える動きが活発化している
  • 女性の社会進出、SNSの浸透、ジェンダー平等意識の世界的高まりなどにより、それまで抑圧されてきた女性たちの声(性差による問題・不満・悩み・ニーズなど)が表面化され、それがビジネスの商機へつながっている
  • 女性起業家が増え、女性視点による女性のための画期的な商品・サービスが数多く登場するようになった
  • 一方で投資機関や投資家の間ではベンチャー支援の機運が高まっており、技術力や成長性あるスタートアップへの積極的な投資が行なわれている
  • 月経について女性たちがオープンに語るようになった

フェムテックにおけるターゲット策定

フェムテックは、女性ターゲットしているため、ヘルスケア女性マーケティングの考え方が必須となる。ターゲットを策定する際は、ターゲット女性にどのような特徴があるのか?を正確に把握しておきたい。ヘルスケア女性マーケティングを専門とする当サイト運営会社である当社ウーマンズでは、中間層女性を20クラスターに分類、富裕層女性を8クラスターに分類しているので「レポート:女性クラスター分類」もぜひお役立て頂きたい。

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