結婚年齢差の平均は? 年の差婚に後悔する女性の悩みと本音(2/3)
年齢差結婚のメリットとデメリット 意識調査から考察
年齢差「占い」は女性に人気
以上の結果からもわかるとおり、「年齢差結婚」夫婦はマイノリティーと言える。周囲の人や友人に年齢差結婚をした人がいない、あるいは少ないこともあってか、結婚の年齢差をネット上で占うコンテンツは女性たちの間で人気だ。
女性たちの間で、占いが再び流行している。(略)情報は氾濫し、考えることはいっぱい。次から次へと悩みもつきない。(略)「女性の場合、結婚するしないとか、仕事するしないとか、選択肢というか、人生のかけ算が多すぎて、同じ悩みを持っている人かどうかも分からないし、知り合いには相談しづらい」(35歳の会社員の女性)。(日経MJ 2019年3月29日)
女性側が年上であっても年下であっても年齢差はやはり気になるもの。占いや口コミサイトは、不安の払拭や悩みの共有・解決にはうってつけだ。具体的には何に悩んでいるのか?
- 【夫が年上の場合】
・まだ自分(妻)が若いうちから夫の介護を背負う可能性が出てくる
・夫が定年退職する前に早く子供を産みある程度まで育てておかないと、生活や教育費などが心配 - 【夫が年下の場合】
・自分(妻)よりも若い女性と浮気しないか常に不安
・自分(妻)が、妻というよりは「母親」のような役割になっている - 【夫が年上、または年下】
・ジェネレーションギャップから、価値観がどうしても合わないことがある
・周囲から「夫婦」ではなく「親子」に見られることがある…
結婚を決断する際の状況に関するアンケート調査では、男性が10歳以上年上になると「結婚を女性側が悩んだ」「結婚を男性側が悩んだ」「周囲が結婚に反対気味だった」の割合が高くなる傾向にあるようだ(ゼクシィ「カップルのホンネ通信」)。
年齢差結婚のメリット
年齢差結婚では、「年上の男性と結婚した女性」の方が「年下の男性と結婚した女性」よりもメリットを感じている。ゼクシィの調査「Q.自分たちカップルの年齢差についてどう思うか?」という質問では「メリットが多い」と回答した割合は次の結果となっている。一番メリットを感じているのは「彼が5歳以上年上」のケース。
- 彼が10歳以上年上(39%)
- 彼が5歳以上年上(43%)
- 彼が2歳~3歳年上(23%)
- 同い年(42%)
- 彼が2歳~3歳年下(14%)
- 彼が5歳以上年下(29%)
※ゼクシィ「カップルのホンネ通信」
年上男性に感じるメリット
具体的には、年上男性と年齢差結婚をするメリットは何と捉えているのか?マクロミル実施調査の「年上の男性に期待すること」が参考になる(調査対象:20代の男女400名)。
年下男性に感じるメリット
反対に、年下男性と年齢差結婚をするメリットは何か?
- 夫をコントロールしやすい(35歳女性)
- 年齢が下な分、長く働いてもらえそう。少しでも長く一緒に生きていられそう(30歳女性)
- 「価値観には違いがある」という前提でいられるので、お互いの考え方を押し付けたりすることがない(35歳女性)
- 余命が同じくらい。私が年金になっても彼の収入がある(38歳女性)
(引用:ゼクシィ「カップルのホンネ通信」)
他、「いつまでも『若々しくキレイでいたい』意識が強くなる」「一緒にはしゃげる」「気持ち面で老け込まない」などの意見も多数ネット上では見られた。
年齢差結婚のデメリット
年上男性に感じるデメリット
デメリットや主な悩みとして以下の声が挙がっている。年下男性と結婚した女性が感じるデメリットや悩みと比較すると、年上男性との年齢差結婚をした女性が感じるデメリットや悩みは、感情的なものよりも現実問題の方が目立つ。
- 20〜30才差など差が大きすぎると不妊の可能性も。あるいはすぐに妊娠・出産の決断を迫られる
- 夫の家族や夫自身の介護が近い
- 20〜30才差など差が大きすぎると体力差があるため、育児や旅行、家事などに一緒に取り組みづらい
- 妻側に対する夫の言動がたまに“偉そう”になる
- 夫がたまに老人に見えて、嫌悪感を抱いてしまうことがある
- 気持ちが夫の年齢よりになりやすいため、老け込みやすい
- 自分が先に夫を看取る上に、さらに女性の方が長生きするので、1人で生きる時間が長くなる
など
年下男性に感じるデメリット
年下男性と年齢差結婚をするデメリット。現実的な問題よりも感情的なものが目立つ。
- 夫の精神年齢が低く、夫から甘えられる立場になるので甘えづらい
- 社会経験の差があり、たまに頼りなく感じる
- 夫のプライドを傷つけないよう気を付けることに疲れる
- 夫に経済力がない(収入差がある)
- 夫はまだ若いこともあり、なかなか妊活に前向きにならない
など
ヘルスケア行動調査