【乳がん月間】女性読者の皆さん、まずはセルフチェックを!罹患数1位「乳がん」

がん検診受診率50%達成集中キャンペーン」と同時期に行われる啓発イベントが「乳がん月間」。乳がんの検診受診率の向上、早期発見・診断・治療を目指した世界的な乳がん啓発イベント「ピンクリボン運動」も10月に行われている。その一つ「ビンクリボンフェスティバル」では、有名人によるトークショーやシンポジウム、セミナー、ウォーキングの開催、各都市でピンク色のライトアップを行うなど、年々盛り上がりを見せている。2018年で16回目を迎える。

女性の罹患数、最多は乳がん

国立がん研究センターがん情報サービスによると、1年間の国内の乳がん死亡数は14,015人(2016年)、罹患数は76,839人(2013年)。罹患率は30歳代から増加し、40歳代後半から50歳代前半でピークを迎える。乳がんは女性の罹患数が最も多いがんだが、検診受診率は41%(2013年)と国際的に見ても非常に低いのが現状だ(50~69歳女性対象)。ピンクリボン運動発祥の地であるアメリカの現在の検診受診率は80.8%(2012年)と非常に高く、運動の広がりにより検診受診率は徐々に上昇、死亡率も低下しているという。

乳がん検診に行く時間がないなら、まずはセルフチェック!

乳がん検診を受けるべきと分かっていても、「毎日仕事で忙しい」「家事・育児と仕事の両立でなかなか時間を確保できない」という女性読者の方は多いかもしれない。また、「痛そう」という恐怖心から検診に前向きになれない人も。これらを考慮し一部の企業やクリニックでは女性の行動変容を促す工夫がされているが、まだまだ一般的ではない。

乳がん検診を受診するのがベストだが、直近で難しい場合は第一歩としてセルフチェックをしてみよう。ピンクリボン運動月間では、さまざまな企業が「企業として」ピンクリボン運動に積極的に取り組むが、その活動を支える現場サイドの働く女性たちは、果たしてどれくらいが「乳がん検診」または「セルフチェック」などの行動を起こしているのだろう。お客様のヘルスケアも大事だが、自分自身のヘルスケアはもっと大事。今日こちらの記事をご覧になった女性読者の皆さんは、今夜早速、セルフチェックを自宅で行ってみよう。

セルフチェック参考サイト


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