女性の健康週間 企業の取り組み例
3月1日〜3月8日は女性の健康週間。日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会は、全年代の女性の健康を総合支援することを目指し、3月3日のひな祭りを中心に3月8日の国際女性の日までを「女性の健康週間」と定め、2005年から活動を開始。2008年からは、厚生労働省も主唱する国民運動となり、今は国・地方公共団体・企業各社がさまざまな活動をこの期間に展開している。
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【事例】検診受診の呼びかけ(東京都)
東京都はこの期間、女性に多い子宮頸がん・大腸がんの検診受診を呼びかけるキャンペーンを行う。それに合わせ、都は2本の動画「知ってる?20歳からの子宮頸がん検診」、「20歳を過ぎたら、2年に1回子宮頸がん検診」を作成・公開した。
他、期間中は大腸がんの啓発カラーであるブルーに都庁第一本庁舎をライトアップしたり、企業・業界団体と協力して、顧客や社員に対して啓発動画の放映やグッズの配布などを通じて、子宮頸がん検診の受診を呼びかける。協力企業は以下。
- 株式会社アースホールディングス
- 株式会社小田急百貨店
- コンタクトのアイシティ(HOYA株式会社アイケアカンパニー)
- 新宿住まいのショールーム会
- 一般社団法人日本フィットネス産業協会(FIA)
- 株式会社ミュゼプラチナム
(東京都「キャンペーン協力企業・団体一覧」より)
【事例】エクササイズプログラムの無料提供(温泉旅館)
天然温泉旅館の神戸みなと温泉蓮(神戸市)は、期間中女性限定でヨガやスタジオレッスン、プールレッスン、岩盤エクササイズなどのプログラムを無料で提供する。新型コロナウィルスの感染予防のため人が多数集まる場所でのイベントなどは延期・中止が相次いでいるが、同旅館に編集部が確認したところ、予定通り実施とのこと。また、既に予約は複数入っているとのことだった。
同旅館では、理化学研究所が中枢機関として推進する「健康“生き活き”羅針盤リサーチコンプレックス」への参画や、健康をテーマに旅をするヘルスツーリズム認証プログラムに「乳がんリハビリヨガ」などの4プログラムが認証されるなど、温泉や運動で健康増進を後押しする取り組みも強化している。
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【事例】丸の内キャリア塾 スペシャルセミナー(日経)
日本経済新聞社は3月4日、「2020年女性の健康週間 丸の内キャリア塾スペシャルセミナー」を日経カンファレンスルーム(東京・千代田)で開催。女性の健康問題とキャリアプランを解説する。受講は無料で350名定員。共催は日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会。新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を踏まえ、セミナー会場での聴講を中止し、当日の模様はライブ中継にて配信する。
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