女性のセルフメンテナンス 心と身体編 (5/5)

インテリアを楽しむ

心が疲弊してしまったときの対策として女性がよく取り組むのが「部屋の掃除」「アロマディフューザーで部屋を良い香りにする」「キャンドルを焚く」「模様替え」。

甘い物を食べる

女性のストレス発散行動として上位に挙がることが多いのが「食事」。特に甘いものはリラックス効果が高く、ほっと一息入れたい時のお供として女性の心を癒している。一方で、ストレスがたまったり心が疲れたときについ甘い物に手が何度も伸びてしまい、体重が増えたりそんな自分に罪悪感を感じて悩む女性も。女性たちが取り組む、ストレス発散のための具体的な方法は以下。

 

  1. 食事(15.2%)
  2. 知人とのコミュニケーション(12.9%)
  3. 趣味(10.6%)
  4. 運動(8.3%)
  5. 映画・ゲーム等の娯楽(7.6%)
  6. 酒・たばこ等の嗜好品(6.8%)、買い物(6.8%)
  7. 旅行(5.3%)、カラオケ等で大声を出す(5.3%)
  8. 寝る(4.5%)
  9. ペット(1.5%)、アロマ等のリラクゼーション(1.5%)
  10. ギャンブル(0.8%)
    引用:ウーマンズラボ「ストレス発散消費が活発なのは男?女?」

検索や投稿

「自分と同じ悩みやストレスを抱えている女性はいないかな?そういう女性はどうやって解決してるの?」。「発言小町」「ガールズチャンネル」「ヤフー知恵袋」「ウィメンズパーク」などのコミュニティサイトを検索・閲覧・投稿することで、同じ境遇にいる女性に共感したり、自身の解決策に役立てるのも、女性にとっては大切なセルフメンテナンス。「検索・閲覧派(傍観者)」と「投稿派(参加者)」とに分かれる。リアルな人間関係では相談できないような内容でも、ネット上のコミュニケーションなら気兼ねなく心を開くことができる。心強いツールだ。

運動

美容・健康目的ではなく、リフレッシュやリラックスを目的に運動をするのは、特に働き盛りの女性によく見られる。「心がムシャクシャしてる」「ストレスがたまっている」「心が疲れた」「(失恋、仕事の失敗、夫と喧嘩など)ショックなことがあった」など、ネガティブな出来事をきっかけにジョギングを始めたり、ホットヨガや暗闇フィットネスなど新しい運動に挑戦する。癒し効果・リフレッシュ効果の高さから、運動行動が定着するケースも。実際うつ病患者の治療法の一つに運動がある。

おこもり美容

美容そのもののために行うこともあるが、心が疲れ切って外出するのも家事をこなす気力も起きないときに取り組めるのが「おこもり美容」。週末1~2日間、一切外出せず美容に良いことだけをする。例えば「朝食は果物たっぷりスムージー」→「朝食後は動画を見ながらヨガ」→「オーガニック素材のみのランチ」→「ランチ後は、2時間かけて入浴」→「お風呂上りは、デジタルデトックスを兼ねた読書タイムで静かに過ごす」といった具合。美容雑誌や女性誌も「おこもり美容」を積極的に提案する。

他、読書やショッピング、女友だちとのコミュニケーション(女子会や電話、ライン)も、心のセルフメンテナンスの王道。

セルフメンテナンスのマーケティングヒント

女性が取り組むセルフメンテナンスには「お金がかからない」「気軽・簡単に取り組める」「新しい体験や感情を提供してくれる」といった共通点がある。セルフメンテナンス関連の商品・サービス・情報で女性の心をつかみたいなら、この要素のいずれかは入れ込みたい。

 

 

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