化粧品市場規模2兆円から考える、女性の心を掴むコスメ戦略

【2015年10月の記事を2017年2月1日に更新した記事です】
2015年10月発表の化粧品市場規模が、前年比100.5%の微増で2兆3,305億円になった(矢野経済研究所調べ)。インバウンド消費が微増に貢献した。ここ数年微増・横ばいという、成長性の部分であまり期待が持てないと言われる化粧品市場での商機を考えてみよう。

 

化粧品市場規模

画像引用元:矢野経済研究所

商機1.一番の伸び率は男性用化粧品 競合が少ないメリット大

上記グラフの化粧品市場規模のうち、製品別の市場規模を見てみよう。

 

化粧品市場規模

画像引用元:矢野経済研究所

各市場の前年度比と市場規模

  • スキンケア市場:100.6%の1兆771億円
  • メイクアップ市場:100.3%の5,114億円
  • ヘアケア市場:100.1%の4,251億円
  • フレグランス市場:100.7%の281億円
  • 男性用化粧品市場:101.7%の1,160億円

各伸び率は微増なのに対して、男性用化粧品市場は全体のわずか5%にも関わらず前年比101.7%と一番の伸び率となった。男性の美に対する意識が変化し始めていて国内ばかりか世界的に美容男子増加中だ。そのため、今はまだ小さな市場規模だが今後成長が期待されている。女性向けよりも男性向け化粧品は競合が少ないメリットが大きい。

<参考記事>
【動画】男性も美容の時代。各国で異なるカッコイイのイメージ

商機2.スキンケア市場で注目は大容量系商品

化粧品市場の約半分を占めるのがスキンケア市場だ。そのスキンケア市場では、¥1,000前後で30~50枚入っている大容量フェイスパックが牽引している。以前まではフェイスパックは5枚入って¥1,000前後のものが中心だったため、フェイスパックは週に1回のスペシャルケアという位置づけだった。それが大容量フェイスパックの登場で、スペシャルケアが、デイリーケア用品へと定着してきた。

この商品が女性に大人気となり、スキンケア市場を牽引しているのも納得だ。安くて大容量はいつでもヒット商品の成功法則だ。(大容量フェイスパックというのは1つの袋にパックが個別包装されることなく、数十枚裸で入れられている。こちらは女性に人気の肌ラボシリーズから出ている、トロトロ感たっぷり30杯入りのフェイスパック。30枚は少ないほうで、多いものだと50枚入りのものも)

<参考記事>
働く女性がリピート購入する、人気の化粧水4選とその理由

商機3.国内の化粧品市場はもう頭打ち?海外市場強化や、買収も

化粧品市場規模は、ここ数年は微増・横ばいのため、今後あまり期待ができないのでは?という懸念が業界全体に広まっており、国内市場より海外市場を強化したり、あるいは買収や協業により横展開を強化する企業が増えている。以下のような世界動向、日本国内企業の動向をチェックしておきたい。

<参考記事>
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商機4.機能性での差別化よりもマーケティング・見せ方の差別化を!

例えば「シワにいい化粧品」を3社それぞれが、それぞれの独自成分を前面に出して打ち出したとしよう。そうすると結局消費者からすると「A社はaという珍しい成分を使ってる。B社はbという成分を使っている。C社はcという成分・・・。結局シワにいい化粧品はどれがいいんだろう・・・」となってしまう。つまり、企業が思っている差別化が、実は消費者からするとさほど差別化になっていない、ということになりやすい。

そこでぜひ強化したいのが「見せ方」の差別化だ。もちろん機能そのものが他社と異なり、他社にはない魅力があることは大前提だが、そこで勝負するよりも「見せ方」で勝負するほうが、はるかに消費者の気持ちを簡単につかむことができるケースもある。以下に具体的な他社事例とあわせて、女性トレンドやヒット商品のヒントをご紹介するので、ご参考にしていただきたい。

<参考記事>
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